ロゴ適応疾患

ロゴ肩こり

頭を支え、腕をぶら下げている肩の関節・筋肉は、結構な重労働をしています。肩こりの症状としては、肩のあたりに起こるこりや不快感などの軽度のものから、頚や背中、しいては頭痛や眼の痛みを伴うものまであります。期間もすぐ改善するものから、慢性的な状態に陥るものなど様々です。

<原因> 青竹
肩こりが起こる原因としては、
「無理な姿勢・不良姿勢」、「長時間での同じ姿勢」、「肥満・なで肩・猫背などの肩こりを起こしやすい体形」、「筋肉の疲労」、「精神的なストレス」、「眼精疲労・目の疲れ」、「筋肉の衰え」、「背骨や関節の異常」、「病気」、「運動不足」、「冷え性」
など様々な要因が挙げられます。
女性の場合、月経異常、子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害、妊娠、卵巣膿腫、子宮がんなどの「婦人科疾患」も考えられます。

<鍼灸での治療方針>
鍼灸治療で、症状や痛みの軽減をはかります。
筋肉の疲労を取るだけでなく、身体の内側から疲労を排除していきます。

 ・全身の気血の流れを調整した上での局所の血流改善
 ・筋肉の弛緩 
 ・頚、肩、肩甲骨の圧痛部位、硬結部位を和らげる
 ・自律神経の調整をはかる


<注意したい症状>
肩こりと共に「頭痛」、「めまい」、「吐き気」などの症状が現れると注意が必要です。
他の病気が原因で、肩こりの症状が現れている可能性もあります。 肩こりの他に、以下のような症状が現れた場合、病院で診察を受けた方がよいでしょう。

 ・動悸・めまい・のぼせを感じる
 ・痛む個所が一定しない、または、頚・肩全体が痛む
 ・痛みが日に日に増していく
 ・症状の改善がいつまでたってもみられない
 ・腕や指・足先・大腿部など、手足のしびれがある
 ・お腹や胸の痛みをともなう
                 …など

<筋肉の疲労が原因の肩こりの予防>

症状の悪化や再発を防ぐために、ストレッチや運動などで改善することは可能です。鍼灸などによる定期的なメンテナンスを心がけることが大切です。
日頃から以下のケアをお勧めします。

 ・姿勢を正す
 ・長時間、同じ姿勢をとらない。適度に休憩し、ストレッチや身体を動かす。
 ・精神的なストレスを溜めない
 ・肥満に注意する
 ・適度な運動をする
 ・歯のかみ合わせ、眼鏡やコンタクトレンズを調整する
 ・高さが不適切な枕や布団の硬さなどを調整する
          …など

継続治療のおすすめ

鍼灸治療は現在かかっている病気を治療するばかりでなく、体質を改善し、病気にかかりやすい素因を取り除いてくれます。
継続的な治療をすることで疾病を予防し、体力の向上をはかり、健康維持としての効果があります。副作用はありません
鍼灸治療の効果は、発病してから日が浅い病気ほど早く現れます。急性の場合、1回の治療で激しい症状が軽減することがよくありますが、経過の長い病気は1回の治療ではなかなか完治することはできません。
治療は症状により1日おき、2日おき、1週間に1回程度で快復していく場合もあります。
あきらめないで継続治療をなさってください。
元気な身体を取り戻しましょう。